2023.12.26
ホテル科
先生ブログ
最近、大阪も海外からの観光客が非常に増えており、旅先として選ばれる日本の人気の高さを実感しています!
そんな大阪では2025年に大阪・関西万博が開催されますよね。万博に向けて、大阪ではさらに多くのホテルがオープンを控えていますよ。
海外の超一流ブランドホテルも建設中です。気になった方はぜひ調べてみてください!
私がホテルマンを目指そうと思ったのは「高校3年生の夏」
幼い頃から野球一筋で部活に励んでいましたが、部活動の引退をきっかけに将来について考えるようになりました。大学に行って野球を続けるべきか?それとも、新しい道に挑戦するか?迷いに迷っていました。そんな私に転機が訪れたのです。
私は、高校3年生の夏休みに家族で広島へ旅行に出かけました。部活動を引退して思いっきり楽しんでいた私は、調子に乗りすぎたのか(?)なんと宿泊先のホテルで高熱を出したのです。
熱を計らなくても分かるほどでしたが、母親は心配をしてフロントで「体温計を貸してくれませんか?」とお願いをしたところ、ホテルマンの方は体温計をすぐにご用意してくれました。
ここまでは「当たり前」のサービスですよね?しかし、ここで出会ったホテルマンは違いました。
その後少し時間が経ってから、頼んでもいない「アイス枕、冷たいお水、汗拭き用のタオル、パジャマの着替え」などを客室まで届けてくれたのです。母親は体温計しか頼んでいないにもかかわらずです。
そのサービスに高校生ながらに感動したのを今でも覚えています。
そして翌朝さらに驚くことが、、、
その甲斐もあってか、翌朝にはすっかり熱が下がり元気になった私は家族と共にチェックアウトをしにフロントへ向かうと、フロントには昨日のホテルマンがいました。
私は昨日のお礼を伝えようと近づいたところ、私が声をかける前に「熱は大丈夫ですか?元気になってよかったですね。素敵な家族旅行を楽しんできてくださいね!」と声をかけてくれたのです。
この一言で私は「こんなにも人を温かい気持ちにできるホテルマンという仕事をしたい」と決意しました。
ホテルには、家族旅行やビジネスマン、世界中からの観光客の方々もお越しになります。
時には「余命わずかと宣告され、夫婦最期の旅行に来ました」というご夫婦にも出会ったことがあります。そんな、多様性が溢れるホテルで【お客様のために、何ができるか?】を常に考え、お客様が言葉にする前に想いを汲み取り、感動を生み出すホテルマンという仕事をぜひ目指してみませんか?
また次回は、私が専門学生からホテルマンになるまでに学んだことや、ホテルマンになってからのお客様とのエピソードもご紹介します。今後の記事もお楽しみに!
前田洋亮(まえだ ようすけ)
学科専任講師 / 就職担当
講師歴5年。トラジャル旅行ホテル専門学校(現:大阪ホテル専門学校)卒業後、ホテル ラ・スイート神戸ハーバーランドで、宿泊部門を6年担当。その後広告代理店にて営業・デザイン編集を6年経験し、本校専任講師として入職。
担当授業は、ブライダル業界研究、デジタルマーケティング、キャリアガイダンスなど。